WRITE, DREAM, LIVE

アメリカ在住の日本人が綴る、学んだ英語、出会った言葉、日々の疑問など

2020年アメリカ大統領選、ヤードサインの闘い その2

 アメリカ史上最も重要な大統領選と言われている選挙の投票日まで1週間を切った。

 不穏なニュースしか聞こえてこない。

銃の売り上げがすごいとか。
暴徒が店になだれ込んだ場合に店頭に銃器があるのはまずいから、とウォルマートが銃器類をすべて撤去とか。
暴動などで店舗や商品に損壊があった場合に備える小売店向けの「社会不安保険」なるものが売れているとか。

 いろんな事態に備えていらっしゃるであろう警察や軍の方々、そして誰よりも医療関係者の皆さんが気の毒でならない。特に都会。人が多ければ多いほどトラブルも多そう。

 私の住んでいる地域は、「どうせ地方だし関係ないさ」というようなのんびりした雰囲気のみ感じる・・・と思っていたけれど、今週は子供の学校の近くで以下のヤードサインをついに実際に目にした。

f:id:AgentScully:20201031063653j:plain

 Bye Don(ald)・・・金髪のかつら・・・。
 ネットで見かけた時はおもしろいなと思ったけれど、目の前でそれがどこかのおうちの庭先にあるのを見ると、まずそのご家庭がトランプ大統領支持者に嫌われるだろうなと心配になり、まったく笑えなかった。

 それに、やっぱり「バイデン支持!頑張れ!」とか「トランプ最高!」とか自分の支持する人を応援するヤードサインならいいけれど、相手をディスっているのはたとえ同意する内容であってもなんだかもやもやとする。

 ヤードサインって何よという方は、以下の記事でも触れているので是非ご一読を。ギスギスしていなかったら結構楽しい世界です。

blog.writedreamlive.info
 
 が、しかし、そのたかがヤードサインのために戦いは続きます。

 アイオワ州では、バイデン/ハリスのヤードサインが白ペンキで塗りつぶされ真っ赤なかぎ十字が書かれていたとか。
Election 2020: Swastika painted on Biden-Harris campaign sign in Ankeny

 驚いたことに、このほかにも「壊された」「火をつけられた」などなどの被害報告も多数だそう。犯人はまだ捕まっていない様子。

 こっちは、バイデン応援のヤードサインをひたすら抜いて回って逮捕され、釈放後、今度は自分のその犯罪が知人に知られないよう事件を報じた新聞を全部コンビニから盗んでまた捕まったというちょっと笑ってしまうニュース。

Iowa man caught stealing Biden yard signs caught again stealing newspapers

 これも・・・アイオワ州・・・。もしかして同じ人?

 なんか・・・暇・・・? なんか・・・どっちもどっち? なんか・・・平和?
 
 のんびりした地方都市のほうが、気をそらすものが少なくて選挙のことばかり気になって、イライラギスギスしてトラブル多かったりして。

 せめてパンデミックが無かったらなあ。

 みんなもっと近い距離で目を見て話し合ったり、おいしいものを食べたり、好きな音楽をコンサートで聴いたり、自分が「許せない」と思っているものを理解する余裕だってもっと生まれたはず。
 
 以前、プロスポーツとかオリンピックのことを、
「こういうのがあるから人は戦争しなくてすんでるんだ」

って誰かが言っていたのを聞いたことがあって、なるほどと思ったけれど、アメリカ人が大好きなプロスポーツだって今はほとんど無観客で、みんなそういうのでスカッとすることもできない。

 皆のストレスと不安が最高に高まっている時と、選挙の日がぶつかってしまっている。

 私、オバマさんが大統領になった時はもうアメリカに来ていたんだけど、あの大統領選の日に感じた大きな希望が忘れられません。今回はどちらが勝っても、あんな気持ちにはなれそうもないなあ。